第二新卒で公務員を目指す! 公務員を目指す際のポイント

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玉田 誠一

第二新卒で公務員を目指す! 公務員を目指す際のポイント

第二新卒で公務員を目指す方も少なくないと思います。公務員は安定した仕事ですからね。目指す方が多いと言うのも理解できます。とはいえ、人気であればあるほど就職へのハードルは高くなるものです。第二新卒であれば新卒とは違いますから、どのように転職活動をすればいいのか悩んでいるという方も多いことでしょう。

今回は、第二新卒の方が公務員を目指す際に知っておきたいポイントをいくつかご紹介します。

公務員の種類を知り、どこを目指すか決める

公務員を目指す際は、まず公務員にはどのような職種があるのか把握し、自分が目指すべきゴール地点を定める必要があります。

【国家公務員】

・  総合職

国家公務員の総合職は中央省庁に配属され、国家の政策に携わります。いわゆる官僚です。国家公務員の総合職試験に合格する必要があります。

・  一般職

国家公務員の一般職は、一般事務や技術系の業務をおこないます。技術系の仕事というのは、土木職や農学職です。1府12省庁、もしくは地方労働局や地方運輸局、入国管理局などに配属されます。

 

【地方公務員】

地方公務員は都道府県や市区町村に配属されます。市役所の職員などが地方公務員です。地域に密着して住民を支えるのが地方公務員の仕事になります。

 

【公安系公務員】

公安系の公務員は、警察官や自衛官、消防士などです。体力が必要なものが多い傾向ですね。

公務員試験の勉強対策

自分が目指す公務員の種類が決まれば、公務員試験のための勉強をしましょう。

公務員試験には一次試験と二次試験があります。一次試験が筆記、二次試験が面接です。筆記試験は職種によって多少異なりますが、専門知識、一般教養、論文という3つの内容で構成されています。

入社後3年以内に退社している第二新卒では、公務員試験を受ける際に過去の経験やスキルが重視される「社会人採用枠」を使えません。社会人採用枠の規定が「社会人経験3~5年以上」となっているからです。そのため、第二新卒は学力を重視する傾向のある一般枠での受験になります。

ですが、選考基準が学力であることは、やるべきことが明確になって逆にやりやすいという方もいるのではないでしょうか。普通の転職活動であれば、経験やスキル、自己PRなど、自分の売り込み方を工夫しなければいけませんが、公務員試験であればそのようなことをせず試験対策を練って試験に合格すればいいだけです(もちろん面接もありますし、100%筆記試験対策だけでいいわけではありませんが、民間企業と比べれば、やはり学力が重視される傾向にあります)。

また、一般枠で新卒の人たちと一緒に受験すると言っても、公務員試験は公平性が保たれており、経歴があまり結果に影響を与えません。年齢も制限以内であれば問題なく、またネックになることもないです。

ただひとつ問題としては、試験勉強の時間の取り方です。新卒の人たちと違い、働いている第二新卒の方は勉強に時間をあてることがあまりできないと思います。独学でやろうとする方が多いかもしれません。ですが公務員試験は空いた時間の独学で突破できるほどやさしいものではありません。

予備校に通うなどしたほうが合格率は上がるでしょう。予備校に通う時間が取れないのであれば、通信教育もあります。独学で受けるよりは、プロの手助けを受けながら勉強することをおすすめします。

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以上が第二新卒で公務員を目指す際に知っておきたいポイントです。

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