転職をする上で、大きな課題となるのが「給料」の問題ですよね。特に第二新卒の場合は、新卒と同じ給料水準とされることも多く、悩みの種となりやすいかと思います。

さて第二新卒で転職すると給料は実際のところどうなるのでしょうか。第二新卒の給料事情についてご紹介していきましょう。

第二新卒の転職では今よりも給料は下がりやすい

一般的に、第二新卒の転職では給料は今現在より下がってしまう傾向です。
第二新卒は給料面においても新卒と同様の水準で扱われてしまうことが多くなります。これはつまり、いったん新卒時にリセットされてしまう形ということです。年功序列の企業であれば尚更です。
例えばあなたが今入社3年目であれば、3年間分給料水準が上がっているかと思いますが、それがまたリセットされ1からのスタートとなってしまうため、給料は結果的に下がってしまいます。

もともとの給料水準が低ければ上がる可能性も

今まで勤めていた会社の給料水準がかなり低かったり、大手企業に転職したりするなど、今よりも好条件、大規模な会社に転職する場合については、第二新卒であっても給料がアップする可能性が大です。
特に近年は「アベノミクス」の成功で、大手企業から先に給料水準が上向いてきていますので、今より規模の大きい会社へ転職できれば、第二新卒であっても給料アップが期待できるかもしれません。

初任給の高い職種にキャリアチェンジ

例えば「不動産の営業職」や今であれば「スマートフォンアプリの開発」など、そもそもの初任給が高い職種があるのをご存知でしょうか。中には第二新卒であっても一般的な企業の1.5倍前後の初任給を設定している企業もありますので、この手の企業に転職すれば、今よりも給料がアップするかもしれませんね。
ただし初任給の高い会社は、その後の給料アップが乏しかったり、退職金などの福利厚生が整っていなかったりというケースもあるのでしっかり見極めましょう。
もちろん一概には言えませんが、初任給の高い会社特有のデメリットもあるので、そのあたりには注意を払った上で転職したいところです。

経験者採用で転職する

第二新卒世代であっても、「経験者採用」で転職することはもちろんできます。

経験者採用ですと、初任給スタートではなく経験や実績を考慮した上で給料が決まるケースが多くなりますので、今よりも給料がアップする可能性があるのです。
ですが「経験者採用」と冠するとおり、経験が問われます。このため経験の浅い第二新卒ですと給料アップが思うように実現できなかったり、そもそも経験者採用を通過できなかったりという可能性も高いわけです。
とはいえ、少しでも経験がある方を大歓迎する求人はたくさんありますので、より多くの求人をチェックすることが転職成功のポイントです。
 

第二新卒の転職では、給料が上がりにくいケースが多いのが正直なところです。しかし本当にやりたい仕事に転職したり、会社を変えて労働環境を改善したりすることは何事にも変えがたいもの。

転職前に給料、仕事内容、勤務時間など、自分にとっての「仕事で大切な軸」を一度考えてみてはいかがでしょうか。

20代の転職サイト「Re就活」なら、第二新卒から給料アップを目指せる求人からワークライフバランスが整った求人まで、幅広く取り揃えています。ぜひ求人をチェックしてくださいね。