「趣味・特技」で好印象を与えて既卒の就職活動を成功させよう

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前畑 泰広

「趣味・特技」で好印象を与えて既卒の就職活動を成功させよう

既卒者は、卒業してから就職活動するまでの空白期間をどのように過ごしたかをアピールすることが、就職の成否を分けるポイントだと言われています。

だからといって、他の部分もおろそかにしてはいけません。たとえば、趣味や特技の項目も自分を売り込むきっかけになります。

趣味や特技で得た成果や経験をアピールすることで、就職活動の成功につながる可能性があるといえるでしょう。

ここでは、既卒が趣味や特技で好印象を与えて就職活動を少しでも有利にするポイントをご紹介します。

面接官は“人となり”を見ている

既卒者の場合、面接官は「応募者のポテンシャル」に注目します。

「どのように仕事に取り組むのか」「目標に対してどのように努力をするのか」「これまでにどのような成功・失敗の体験を味わったか」などを知ることが、その人のポテンシャルを見るポイントになっています。

ポテンシャルをアピールするのに利用できるのが趣味・特技です。個性の指針ともいえる「趣味・特技」がその人を知る手掛かりになるのです。

趣味や特技は少なからず目標に向かって努力することになるので、これが仕事に取り組む姿勢と照らし合わせて考えられるため、面接官は注目するのです。

また趣味で何かに熱中した経験も、人間力の深みや仕事で活かせる集中力の高さとして見てもらえることも。あとは、単純に面接官と同じ趣味だと、気の合う仲間として好意的に感じてもらいやすいですね。

興味を持ってもらえるように書く

どんなに立派な趣味や特技でも、面接に割かれた時間によっては話題にあがらない可能性があります。これを防ぐには面接官が興味が湧くように書くことが大切。

たとえば趣味が「スポーツ観戦」の場合、もう少し具体的に書くことで話題作りや自分を深く知ってもらうきっかけを作ることができます。

「ひいきにしているチームの試合は、年に〇回見に行っている。特に△△選手が好き」というように具体的に書いてみましょう。「何で好きなの?」と聞かれた時の回答は、自分の思いを一方的に話すのではなく、その趣味を知らない相手でも「それは確かに面白そうだ!」と感じてもらえるよう工夫して伝えましょう。

特技などでは「○○ができる」だけではなく、その特技で得られた成果「○○入賞」や「○○大会参加」まで書くことで自分をアピールするチャンスにつながります。

アルバイト経験も特技にできる

特別な趣味や特技がない場合は、アルバイトの経験で得た技能や経験を特技欄に記入してみましょう。

たとえば、お好み焼き屋でアルバイトしていたという方の場合は「プロ級にお好み焼きを焼くこと」を特技と記入し、アルバイトの経験や思い入れのあるエピソードなどをアピールしましょう。

また、趣味・特技と関係のないような仕事でも、真剣に取り組んだという経験は「会社に貢献できる」とアピールする有力な武器になります。

アルバイトとはいえ、実際に働いた経験は採用担当者にとっても貴重な情報になります。細かく書き込むようにしましょう。

変わった趣味で印象づけてアピールをする

常識から外れた、おふざけのような特技や趣味を書いてみるのも自分を知ってもらうチャンスになるでしょう。

たとえば「ワイシャツのアイロンがけ」と記入した場合、家事を熱心に取り組むこと、さらには効率的な掃除の方法などを自分の研究の成果を話すと、自分の追求性のアピールにつなげることができますよ。

また「人に物事を教えること」と記入すれば、これまでにどんなことを教えた経験があるのかという話題のきっかけになりますし、自分のコミュニケーション能力の高さをアピールすることができます。

この方法は自分の長所につながっていなくても大丈夫です。あなたの性格や人となりを知ってもらうきっかけにしましょう。しかし、ふざけすぎると逆効果になるため注意しましょう。pixta_10018949_M.jpg

 

 

既卒者が就職活動で成功するには、自分の長所に少しでも多く注目してもらうことが大切です。履歴書の中にできるだけ多く面接官が気になるポイントを作るようにしましょう。

趣味・特技は名詞だけでなく感動したエピソードを書き添えたり、行動の一部を抜き出したりして記入してみるのもいいかもしれません。

採用担当者が「これはどういうこと?」と興味をもって聞きたくなるような内容を書くことが大切ですよ。

自分の強みやアピールするポイントがいまいち分からない・知りたいという方は「Re就活」の適正診断を試してみてください。