入社後3年以内で転職をする人のことを第二新卒と言います。
第二新卒に当たる方の中には「転職先では営業として働こう」と考えている人もいるかもしれませんね。
一般的に営業職は求人数が多く、第二新卒の転職では営業が未経験であっても採用されやすいという特徴があります。しかし、異なる職種への転職はもちろん、営業経験者でも業種が変わることで業務内容が大きく変化するため注意が必要です。
ここでは、第二新卒で営業職へ転職する際に押さえておきたいポイントをご紹介します。
なぜ営業職は採用されやすい?
第二新卒を対象とした募集が多い業種には、不動産や保険、人材、IT系などが挙げられます。営業への転職となれば営業経験がある人が有利になりやすい傾向ではありますが、基本的に第二新卒は年齢も若いため未経験でも採用されやすい傾向があります。これは、基本的なビジネスマナーが身に付いているという点や、柔軟性があり成長する可能性が高いという点に期待が持たれているためです。
ですが、経験者か未経験者か、転職を希望する企業が誰を顧客にしているか(法人か個人か)によってアピールポイントは変わってくるため、自分に合った対策を練るようにしましょう。
営業の経験に合わせた転職を
・営業経験者の転職
前職で営業を経験していた人は、これまでの実績や取り組んできた仕事、仕事を取り組む上での工夫をPRしましょう。採用する側が転職希望者の仕事内容を知ることで、あなたの雇用後の姿をイメージしやすくなりますよ。
また「第二新卒は柔軟性があり前職の形式に縛られず、適応能力が高い」という点を長所として主張することも忘れないでくださいね。
・営業未経験者の転職
営業の経験がない方は、ビジネスマナーがしっかり備わっていることや、コミュニケーション能力などで自分の長所をアピールしましょう。
また、新しい職種にチャレンジすることのモチベーションの高さを採用者に見せることも大切です。
違う職種であっても、前職で得た営業でも活かせる経験や知識をアピールすると好印象を持たれるでしょう。
顧客別で考える営業職への転職
・法人が顧客の企業への転職
法人が顧客となる場合、取り扱う金額が高額になるだけでなく、複数人に商品やサービスを売り込むプレゼンテーションをすることが通常業務となります。このため、高いプレゼンテーション能力が必要になります。
就職を希望する業界の専門的知識やビジネス用語などを勉強しておくことも大切ですが、採用担当者はあなたがどれだけ知識を積極的に吸収してくれるかも気にします。好奇心や勉強する姿勢、やる気をアピールすると好印象ですよ。まずは今の職の知識を深め、細かく説明できるようになっておくことも忘れないでくださいね。
・個人が顧客の企業への転職
旅行代理店や不動産、生命保険会社などに就職すると、営業の相手は個人になります。一般消費者が対象の場合、プレゼンテーション能力よりも相手と打ち解けるコミュニケーション能力が重要になります。法人が顧客の場合、順序立てて一連の流れでプレゼンテーションをするのが通常ですが、個人の場合はひとつひとつ丁寧に、質問があればその都度応えなくてはいけません。このため、誰でも分かりやすく理解できるような説明能力を身に付けることも大切ですよ。

営業はトーク力命のイメージがありますが、実は「ヒアリング能力」が重要になる仕事です。
コミュニケーション能力に自信がない方は、まず「聞き上手になる」ことから目指しましょう。転職活動を始める前に、ヒアリング能力を高めておくことで自分の長所として売り込むことができますよ。
転職活動を進める際は、ぜひ第二新卒・キャリアチェンジ歓迎の転職サイト『Re就活』を利用してくださいね!